Sanofi

「らしく」ランタスXRサポートプログラム

CHALLENGE

サノフィの新たな製品である「ランタス®XR」は、糖尿病患者さんが使用するインスリン注射です。
本来効果的であるインスリン注射ですが、日々の手間や不安に加え、最後の手段というイメージからくる絶望感から、導入に踏み切る患者さんが少ないのが現状です。さらに、(インスリン注射を)はじめたとしても、途中でやめてしまう人が多いのも事実です。一方で、年々増え続ける糖尿病患者さんに対して、説得や指導などにかかる医療従事者の負担は増え続けています。
そこで、糖尿病患者さんが安心してインスリン注射を「はじめる」&「つづける」ためのサポートプログラムの開発が必要不可欠と考え、検討を重ね、プログラムを開発しました。
※プログラムの開発はサノフィと共同で進め、プランニングおよびクリエイティブをハバスが担当しました。

SOLUTION

インスリン注射を自分らしく「はじめる」&「つづける」ことを、医療従事者視点ではなく患者視点へ転換しプログラムを開発。
これまではメーカーや医療従事者側が考える理想を指導していましたが、エスノグラフィを通じて患者さんの生活形態や実態を把握し、「もし自分が患者だったら」という目線で協議&検討することで、患者さんのアンメットニーズに応えるサポートプログラムを開発しました。
「はじめる」のサポートでは、インスリンの使い方および注意点をまとめた冊子を用意。インスリンを勧められ暗く落ち込んだ気持ちを少しでも明るくしたいという想いからレインボーカラーのデザインに。さらに、高齢者でも理解できる文字の大きさ、わかりやすいイラスト、シンプルな表現を心がけました。
「つづける」のサポートでは個々のライフスタイルに合せて患者さん自身で選べる3つのサポートを用意。独居や家族のサポートがなく不安を抱えている患者さんには専任スタッフが電話をし、患者さんの背中をそっと押し続けられるような工夫をしました。また、血糖値や食事を表やグラフで管理できるアプリ、先輩患者さんの体験談や、困ったときの対応など定期的に情報が得られる情報誌やメルマガを用意しています。

RESULT

患者さんを中心に置いたサポートプログラムに興味を示す医療関係者も増えており、少しづつ医療現場で活用されはじめています。また、患者アンケートでも、利用した多くの人から満足の評価を得ることができました。

“ 希望の処方箋 ”
薬で治療に貢献する製薬メーカーが、患者さんの闘病生活をサポートするという新しい試みです。
このサポートプログラムが患者さんの「希望の処方箋」になって、少しでもインスリン注射の導入や継続が進むことを願っています。

2016年グッドデザイン賞受賞